どんぶり勘定が必ず引き起こすものは「勘定あって銭足らず」です。
そして、どんぶり勘定は、かならず、「死角」をつくります。
結論的には次の3つを産み出してしまいます。
①本来ならば得られるはずのお金があったということ
②本来ならば、支払わなくても済むお金があったということ
③ハッと!気づいたときには必ず後悔するということ
いかがでしょうか?ハッとさせられませんか?
まさに、損得感情がモロに出る結論ではないでしょうか?
どんぶり勘定 ⇒ どんぶり感情 ⇒ ずぼら ⇒ ルーズ ⇒
とりこぼしに気づいてない ⇒ 目の前に迫る窮地を察知できない ⇒
確実に損をしている ⇒ 業績把握ができているつもりができていない
こんな連想をせずにはいられません。
このページを読んでいる方は、次の定義を頭に植え付けたほうが良いかもしれません。
それは・・・・
「商売上手」といわれるより「ヤリクリ上手」といわれる経営者のほうが優秀である
「商売は 身入り≧出費 でないといけない」
これを自分ごとに置き換えると、
「今まで商売してこれたのは、実入り≧出費をやり続けたから」なんです。
今の今まで商売をしてきた人はすべて 身入り≧出費 なはずです!
ここには例外はありません。
実入り = 売上 出費 = 経費
上記のような意味あいしか捕らえれない方は、要注意です!
実入り(収入) = お金の入ってくる要因
売上代金の回収 銀行からの借入 個人からの持ち出し 新たな出資、
売掛金の回収 未収金の回収 貸付金の返済 etc
出費(支出) = お金が出て行く要因
仕入代金の支払 人件費の支払 一般経費の支払 未払なものの支払
第3者への貸付 銀行への返済、月賦(ローン)の支払
個人的な持ち出し(店主生活費、私用を含む) etc
これが、収支計算という概念です。
損益というのは、 収益 - 経費 = 利益 です。
税金はこの利益を元に算出されます。これが損益計算です。
収支計算と損益計算にギャップがあると、「勘定あって銭足らず」を引き起こします。
そして、なにより、どんぶり勘定をしていると、このギャップすら気づかないのです。
つまり、収益より実入りが少ないこと。経費以外での出費が多いこと。この2つが
どんぶり勘定で事業をやっている経営者の思考回路を狂わすのです。
自分を振返ってみてください。
銀行から無事に借入できました。ホッとするのはもちろんわかります。
ですが!
何か儲かった気分になる あるいは 何に使おうか少しだけワクワクするこんな感覚は、まさに、「丼勘定症候群」という病気の自覚症状です。
以上の説明でもピンと来ない人は、
当事務所のホームページを熟読してください。
もしくは、今お付き合いのある税理士先生に懇切丁寧に教えてもらってください。
または、当事務所にご一報ください。
【丼勘定は完全悪!】なのですから・・・
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